検査前の説明
- 一度受診をお願い致します
大腸内視鏡検査は、事前に検査用の下剤をお渡しします。またポリープ切除を行う事もあるため、持病や内服薬の確認をさせていただき、切除に対する注意事項の説明をします。受診の際には、現在内服しているお薬の資料（お薬手帳など）、今回検査を受ける原因となった健診結果、過去の内視鏡の資料などがあれば持参してください。なお、説明に20分程度時間がかかるので、診察終了30分前までに来院下さい。
検査のための準備（前処置）
- 検査数日前
血液をさらさらにする薬（抗血小板剤、抗凝固剤等）を内服している方は、可能であれば数日前より中止していただきます。 - 検査前日
夜 9時頃に下剤（液体または錠剤）を飲んでいただきます。早い方は、検査当日の午前５〜６時頃に排便があります。 - 検査当日
普段飲まれている薬の内服については適宜指示をいたします。当日朝から約２リットルの下剤を飲んで、腸管を洗浄していただきます。自宅で下剤を飲んで予約時間に来ていただくか、当院院内にて飲んでいただくかを選択していただきます。
自宅で下剤内服：8時頃より約2時間半かけて下剤を飲んでいただきます。途中電話連絡にて状況を確認し、検査予定時間に来院いただきます。
院内で下剤内服：8時30分頃に受診いただき、約2時間半かけて下剤を飲んでいただきます。専用の部屋、トイレがあります。
なお、注射をして検査しますので、自転車・車では来院しないで下さい。
検査
- 検査の注射および内視鏡挿入・治療
検査を行う際、腸の動きを押さえる薬（鎮痙剤）と痛み止め（鎮痛剤）を注射して行います（持病により使用できない場合や以前検査がスムースに行えた方は使用しないこともあります）。多くの方が3〜10分程度で盲腸まで挿入でき、その後しっかり観察をし、切除の適応があるポリープがある場合は切除いたします。当院で日帰り切除ができない病変の場合は、治療可能な施設をご紹介いたします。 - 検査後
使用した注射により安静時間が異なります。鎮痛剤等使用しなければすぐ帰宅できます。
鎮痛剤使用の場合は30分安静、鎮静剤（注射による麻酔）使用の場合は約1時間の安静ののち帰宅となります。 - ポリープ切除後の注意
ポリープを切除した場合、治療法により数日間（1日〜7日）、飲酒、スポーツの禁止、食事、入浴の注意などあります。 - 結果説明
組織検査、またはポリープ切除をされた方は、2週間以降に結果を聞きに受診いただきます。